オミクロン株の感染力が強力で、多くの方がここ数ヶ月でコロナ感染を経験されております。その際に、果たして3回目のワクチン接種が必要かどうなのか判断に困る場合も多いようです。そこで、今回のブログではコロナウィルスに罹ってしまった時のワクチン接種の是非や、その判断の仕方についてお話いたします。
コロナウィルスに感染した時の抗体について
多くの場合は感染を一度経験するとコロナウィルスに対してワクチン接種1回以上の抗体価ができるようです。しかし、それにも多いに個人差がありますので、あくまでも目安となります。
感染予防に注意が必要なケース
免疫抑制剤やステロイドホルモンの薬を内服されているときは十分な抗体価の獲得は期待しにくく、感染予防に問題が生じるケースもあります。そのような場合におすすめしたいのは、以前院長ブログでも少しご紹介したコロナウイルスのスパイクタンパク質に対するIgG抗体の測定です。
以下の記事ではコロナワクチン3回目接種の必要性と、IgG抗体について触れていますので、ご興味がある方は併せてご一読下さい。
IgG抗体検査について
当院ではこの検査を採血にて行っております。測定値を知ることで、おおよそのウイルスに対する中和抗体量が推測できます。その結果、今コロナワクチンを打つべきかどうかの判断に関する有用な情報を得ることができます。
以下は抗体検査に関する資料になりますので、参考にしてみてください。
※引用元:株式会社ビーエムエル
ただし、保険による検査項目ではないので自費検査(3000円)となります。検査結果の説明までは、おおよそ1週間ほどいただいております。検査に関する問い合わせは診療時間内にお願いします。
これから3回目接種を打つかどうか悩まれている方は、抗体価を把握してから検討してみるのも良いかもしれません。