今回のブログは、最近始まったコロナワクチン3回目接種について私の体験と一緒にお話します。
ブースター接種によるコロナへの効果
米国・ファイザー社の調査結果によると、個人差はありますが初回接種(2回)だけではオミクロン株への保護効果が十分ではない可能性があるようです。
3回目の追加接種をすることにより、オミクロン株に対しても従来株に対する保護効果と同等の効果が得られるとされております。実際に3回目の追加接種により抗体価が初回接種の25倍まで増強され、オミクロン株に対しても従来株並みの高い保護レベルが観察されました。
交差接種の有効性について
一方、3回目に初回と同じファイザー社製ではなくモデルナ社製のワクチンを打った場合は、中和抗体はこれよりさらに多く得られます。また持続も長く、この点に関しては免疫効果が優れているようです。
この交互接種は初回の抗体価が低かった方に特に薦められるかも知れません。
実際に接種してみて
このデータは私自身の検証ではありますが、ワクチン1・2回目接種を完了してから2週間経った時のワクチン接種による抗体(SARS―COV−2IgG II Quant)の上昇が8000AU/ml程度(接種前は0)で、その半年後には500AU/ml程度まで落ちてしまっていました。
今回3回目の接種をしてから2週間後に抗体価を測定したところ、25000AU/mlまで上昇しておりました(50倍になる)。
結果的には3回目接種により初回よりはるかに強力な免疫が得られたようです。
私より若い方は、さらにこれより強力な抗体が得られています。
個人的には3回目はファイザー社製より高い抗体が得られるモデルナ社製の方がよかったのですが、医療者には選択肢がなく3回目もファイザー社製でした。
いずれにしても、現在進められているブースター接種が引き続きCOVID-19拡大防止に対する最善策であるようです。
当院でも3回目のコロナワクチンの接種予約が始まっております。当院でのワクチン接種を希望されている方は以下のお知らせで案内しておりますので、併せてご確認お願いします。