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ブレイクスルー感染者の3回目のコロナワクチン接種について

コロナ感染第6派が収束してきた今、関東都心では早くも第7派が到来してきているといわれています。

コロナに感染してしまった方も少なくないのではないでしょうか?

今回はそんな方から多く寄せられる質問にお答えしていきます。

コロナに感染してしまった方から多く寄せられる質問

コロナワクチンの初回接種(1回目・2回目)を受けたあと、約5ヶ月後に新型コロナウイルスに感染してしまいました。 追加接種(3回目)はどうしたら良いでしょうか?

おそらく2回目のワクチン接種から5ヶ月程度経過したことで、抗体価(免疫力)がかなり低下したために(もとの2割以下まで)ブレークスルー感染をしてしまった可能性があります。

厚生労働省の指針によれば、初回接種を終えた後に新型コロナウィルスに感染した方は、感染してから追加接種までの間隔を暫定的に3か月開けるという一つの目安があります。その背景には、感染によって得られる抗体(免疫)は1回の接種で得られる抗体より多いことが知られており、少なくとも3ヶ月 以上は維持されることが背景にあります。

したがってこの方の場合は初回から8ヶ月後には接種が可能となりますが、個人差が大きく絶対的な原則ではありません。

ブレークスルー感染とは?

ブレークスルー感染とは「2回目の新型コロナワクチン接種を受けてから2週間後以降に、新型コロナウイルスに感染すること」を指します。もともとブレークスルーとは「通り抜ける」という意味。文字通り、ワクチンの網から「通り抜けて」感染してしまうことを指します。

ブレイクスルー感染者の追加接種の判断について

3回目接種をどうしても迷われる場合は、以前お話ししましたようにコロナウイルスのスパイクタンパク質に対するIgG抗体を医療機関における採血検査(自費検査)で測定し、追加接種のタイミングの検討材料とすることが可能です。この検査により、現在どれぐらい自分自身が抗体を保有しているか(コロナに対する防御力)を、大まかに知ることができるので大変有用です。

前回のブログ「コロナに罹った人の抗体と3回目接種の是非について」でコロナウイルスのIgG抗体についてお話していますので、併せてご一読ください。